先日、クライアント先の定例会議で「AIを使いこなせている人とそうでない人、何が違うんですか?」と聞かれました。
その会社では半年前に全社的にChatGPTとClaudeの法人契約を入れていて、社員全員がアクセスできる状態。ところが実態を聞いてみると、使っているのは一部の人だけで、残りの大半は「最初に何回か触って、微妙だったからやめた」という状態でした。
その場でお伝えしたのは、「プロンプトの”型”を持っているかどうかだと思います」ということです。
AIを日常的に使いこなしている人は、だいたい自分なりのテンプレートを持っています。毎回ゼロからプロンプトを書くのではなく、「この業務にはこのテンプレート」という引き出しがある。テンプレートにデータや固有名詞を流し込めば、安定した品質の出力が返ってくる。その繰り返しで「AIは使える」という実感が積み上がります。
逆に、毎回「何て書けばいいんだろう」と悩んでいる人は、面倒になって使わなくなります。この差はけっこう大きく、半年も経つと業務スピードに明確な開きが出てきます。
ここでは、クライアントワークや実務で実際に使っているプロンプトテンプレートを、職種別にまとめました。コピペしてそのまま使えるものを意識しているので、まずは自分の職種に近いセクションから試してみてください。
テンプレートの使い方
テンプレートを載せる前に、使い方のポイントだけ先にお伝えします。
各テンプレートの中に {中括弧} で囲まれた部分があります。ここが差し替えポイントです。自分の業務に合わせて書き換えてから、AIに送ってください。ChatGPTでもClaudeでもGeminiでも、どのAIでも使えます。
もう1つ、各テンプレートの下に「なぜこの書き方が効くのか」という解説を付けています。テンプレートをそのまま使うだけでも十分ですが、解説を読むと応用が利くようになります。「なぜ役割設定を入れるのか」「なぜ制約を明示するのか」の理屈がわかると、自分でテンプレートを作れるようになるからです。
プロンプトの基本的な書き方については、当メディアの「プロンプトエンジニアリング入門」の記事で詳しく解説しています。「役割設定って何?」「Few-shotって?」という方は、そちらを先に読んでいただくとスムーズです。
マーケター向けテンプレート
マーケティング業務は「調査→企画→制作→分析」のサイクルが基本です。それぞれのフェーズで使えるテンプレートを用意しました。
テンプレート1:競合分析レポート
あなたは{業界名}専門のマーケティングアナリストです。
以下の条件で競合分析レポートを作成してください。
■ 自社サービス:{サービス名}({サービスの簡単な説明})
■ 競合:{競合A}、{競合B}、{競合C}
■ 分析軸:
1. ターゲット顧客層
2. 価格帯・料金体系
3. 主要な訴求ポイント
4. 集客チャネル(推定)
5. 弱みと付け入る余地
■ 出力形式:比較表(Markdown)+各社200字以内の所見
■ 最後に、自社が取るべきポジショニングを3案提示してください。各案に根拠を1文添えてください。
なぜこの書き方が効くのか。
分析軸を5つ明示している点がポイントです。「競合分析して」だけだと、AIはどの観点で比較すればいいか迷い、総花的な出力になります。軸を指定することで「何を見るか」が定まり、各社の違いが浮き彫りになります。最後に「ポジショニング3案」を求めているのは、分析で終わらせず次のアクションまでつなげるため。分析だけなら自分でもできますが、「で、うちはどうする?」の壁打ち相手としてAIを使うと生産性が一段上がります。
テンプレート2:SNS投稿文の量産
あなたは{業種}のSNSマーケターです。
以下のテーマでInstagramの投稿文を{本数}パターン作成してください。
■ アカウント:{アカウントの概要・フォロワー層}
■ テーマ:{投稿テーマ}
■ トーン:{例:親しみやすい/専門的/ストーリー調}
■ 制約:
- 各投稿200〜300字
- 冒頭1文で興味を引くこと
- ハッシュタグは5個以内
- CTAは{目的:プロフィールリンク誘導/保存促し/コメント促し}
■ 各パターンの方向性を変えること(例:共感型、ノウハウ型、ビフォーアフター型など)
なぜこの書き方が効くのか。
「方向性を変えること」という一文が地味に重要です。これがないと、AIは似たようなトーンの投稿を量産します。複数案を出させるときは、どう違いを出すかを指示するのがコツです。「共感型、ノウハウ型」のように方向性の例を添えると、AIはそれに沿って振り分けてくれます。また、CTAの目的を明示している点も実務的で、「フォローお願いします」ではなく、そのキャンペーンで実際に誘導したい行動に合わせた文面が出てきます。
テンプレート3:LP構成案
あなたはCVR改善を専門とするWebマーケターです。
以下の条件でランディングページの構成案を作成してください。
■ サービス:{サービス名}({概要})
■ ターゲット:{ペルソナ:年代、職業、悩み}
■ 流入元:{Google広告 / SNS広告 / SEO記事}
■ 目標CV:{例:無料相談の申し込み / 資料請求}
■ 構成:以下のセクション順で、各セクションの見出し案+概要(100字以内)を作成
1. ファーストビュー(キャッチコピー+サブコピー)
2. 課題提起(ターゲットの悩みに共感)
3. 解決策の提示
4. サービスの特徴(3つに絞る)
5. 実績・お客様の声
6. 料金
7. よくある質問(3〜5問)
8. CTA
■ ファーストビューのキャッチコピーは3案出してください。
なぜこの書き方が効くのか。
LP構成の「型」をこちらから指定しています。これはAIにフレームワークを与えるテクニックで、出力が実務で使える構造に整います。もしセクション構成を指定せずに「LP構成を作って」と頼むと、AIは教科書的な一般論を返してきがちです。流入元を明示している点もポイントで、Google広告経由とSNS経由ではユーザーの温度感がまったく違うため、ファーストビューの訴求が変わります。
営業向けテンプレート
営業の仕事はコミュニケーションの連続です。メール、提案、商談準備。どれも「相手の状況に合わせる」ことが求められる業務で、AIとの相性が良い領域です。
テンプレート4:アポ獲得メール
あなたはBtoB営業のメールライティングの専門家です。
以下の条件で新規アポイント獲得メールを作成してください。
■ 自社:{会社名}({事業内容の1行説明})
■ 送り先:{相手の企業名}の{役職}({業種}、従業員{人数}名規模)
■ 提案内容:{提案するサービスや解決策の概要}
■ 相手の想定課題:{推測される悩み・課題}
■ 制約:
- 件名+本文で構成
- 本文は300字以内
- 押し売り感を出さない。相手の課題起点で書く
- 具体的な数値や事例を1つ入れる
- CTAは「15分のオンライン打ち合わせ」への誘導
- 結びは「ご興味がなければ、そのままスルーいただいて構いません」のトーンで
なぜこの書き方が効くのか。
「相手の想定課題」を入れている点が、ただの営業テンプレートとの違いです。AIは相手の課題から逆算してメール文面を組み立てるので、「御社のサービスが素晴らしいので」という自社目線のメールではなく、「こんなお悩みはありませんか?」という相手目線のメールが生成されます。制約に「押し売り感を出さない」「スルーして構いません」と書いているのも、AIに文面のトーンを具体的に伝えるため。抽象的に「自然な文面で」と言うより、こうした具体的なフレーズ指示のほうがブレません。
テンプレート5:商談前の事前リサーチ
あなたは法人営業の事前準備を支援するリサーチャーです。
以下の企業について、商談準備に使えるリサーチをまとめてください。
■ 企業名:{企業名}
■ わかっている情報:{業種、規模、Webサイトなど}
■ 商談の目的:{自社サービスの提案概要}
■ 出力形式:
1. 企業概要(3行)
2. 最近のニュース・プレスリリースのトピック(3つ)
3. 推定される経営課題(2〜3つ、根拠も添える)
4. 商談で刺さりそうなトークポイント(3つ)
5. 想定される反論・懸念と、それに対する切り返し案
※ 情報が確認できない項目は「要確認」と明記してください。推測の場合はその旨を記載してください。
なぜこの書き方が効くのか。
末尾の「情報が確認できない項目は要確認と明記」は、AIのハルシネーション(事実でないことをもっともらしく書く現象)対策です。営業準備では正確性が特に重要で、間違った情報で商談に臨むと逆効果になります。「推測の場合はその旨を記載」も同じ意図です。この一文を入れるだけで、AIは確信度の低い情報に注釈を付けてくれるようになります。また「想定される反論と切り返し案」は、商談のロールプレイ的にも使えます。
経理・事務向けテンプレート
経理・事務の業務は、正確性と定型処理の繰り返しが求められます。AIとの相性が非常に良いのですが、「自分の仕事にAIは関係ない」と思っている方が多い領域でもあります。
テンプレート6:社内メール・通知文の作成
あなたは企業の総務部で社内コミュニケーションを担当しています。
以下の条件で社内向けメールを作成してください。
■ 種類:{例:制度変更の通知 / イベント案内 / リマインド}
■ 内容:{伝えたい要件の箇条書き}
■ 対象:{全社員 / 特定部署 / 管理職のみ}
■ 制約:
- 件名+本文
- 本文は400字以内
- 要点を冒頭3行にまとめる
- 詳細は箇条書きで整理
- 問い合わせ先を末尾に記載
- トーン:丁寧だが堅すぎない
なぜこの書き方が効くのか。
「要点を冒頭3行にまとめる」という指示が実務的です。社内メールは読み飛ばされることが多いので、冒頭で結論を伝える構成が効果的です。この一文を入れるだけで、AIは「件名→冒頭要約→詳細→問い合わせ先」という読みやすい構造に整理してくれます。メールの種類を明示している点も重要で、「通知」「案内」「リマインド」ではトーンも構成も変わります。
テンプレート7:議事録の要約・整理
あなたは議事録作成のプロフェッショナルです。
以下の会議メモを、構造化された議事録に整理してください。
■ 会議情報:
- 会議名:{会議名}
- 日時:{日時}
- 参加者:{参加者名}
■ 元メモ(雑でOK):
{ここにメモや音声書き起こしを貼り付け}
■ 出力形式:
1. 会議サマリー(3行以内)
2. 決定事項(箇条書き)
3. TODO(担当者・期限つき)
4. 継続検討事項
5. 次回会議で確認すべきこと
■ 制約:
- 発言者の名前を残す
- 曖昧な結論は「未決定」と明記
- 主観的な解釈は入れない
なぜこの書き方が効くのか。
このテンプレートの肝は出力形式の設計です。「サマリー→決定事項→TODO→継続検討→次回確認」という5段構成は、議事録として実際に社内で回すときに過不足がない形式です。元メモは雑でいい(音声書き起こしそのままでもいい)と割り切っているのもポイントで、整理するのはAIの仕事、自分の仕事はメモを取ること、と役割分担しています。「曖昧な結論は未決定と明記」は誤解を防ぐためのガードレールです。
テンプレート8:データ集計結果の説明文
あなたは経営管理部のアナリストです。
以下のデータ集計結果をもとに、上司への報告文を作成してください。
■ データの内容:{例:月次売上集計 / 経費精算の部門別内訳}
■ 数値データ:
{ここにデータを貼り付け}
■ 出力形式:
1. 結論(1〜2文)
2. 主要な数値のハイライト(3つ以内、前月比や前年比を含む)
3. 注目すべき変動とその考えられる要因
4. 補足事項や注意点
■ 制約:
- 300字以内
- 数値は四捨五入して読みやすくする(桁が大きい場合は万単位・億単位)
- 「おそらく」「思われます」は避け、事実ベースで書く
なぜこの書き方が効くのか。
経理・事務系の報告で最も重要なのは「結論から書く」ことと「数値の正確さ」です。出力形式の1番に「結論」を置いているのは、AIに文章構成の優先順位を伝えるため。「数値は四捨五入して読みやすく」も地味ながら効果が大きい指示で、これがないと「12,847,392円」のような読みにくい数字がそのまま出てきます。「おそらく」を避ける指示は、報告書として信頼性を保つためのガードレールです。
エンジニア向けテンプレート
エンジニアは日常的にAIを使っている人が多い職種ですが、意外と「毎回ゼロから書いている」という人も少なくありません。テンプレートを持っておくと、コードレビューやドキュメント作成の効率が上がります。
テンプレート9:コードレビュー依頼
あなたは{言語/フレームワーク}に精通したシニアエンジニアです。
以下のコードをレビューしてください。
■ 目的:{このコードが何をするものか}
■ 懸念点:{自分で気になっている箇所があれば}
■ コード:
```{言語}
{コードを貼り付け}
■ レビュー観点:
- バグやエッジケースの見落とし
- パフォーマンス上の問題
- 可読性・保守性の改善点
- セキュリティリスク
■ 出力形式:
- 問題の深刻度を【高・中・低】で分類
- 各指摘に修正案のコードを添える
- 問題がない場合は「問題なし」と明記
なぜこの書き方が効くのか。
レビュー観点を4つ指定しています。AIに「レビューして」とだけ言うと、コーディングスタイルのような些末な指摘ばかり返ってくることがあります。観点を絞ることで、実務で本当に重要な問題にフォーカスさせます。深刻度を3段階で分類させるのも実務的で、「全部直さなきゃ」ではなく「まず【高】から対応」と優先順位がつけやすくなります。
### テンプレート10:技術ドキュメントの作成
あなたはテクニカルライターです。 以下の技術的な内容をドキュメント化してください。
■ 対象:{機能名 / API / アーキテクチャなど} ■ 読者:{新人エンジニア / 他チームのエンジニア / 非エンジニア} ■ 技術的な内容: {箇条書きやメモで概要を記載}
■ 出力形式:
- 概要(3行以内)
- 前提条件・動作環境
- 仕組みの説明(図解が必要な箇所は「【図解推奨】」と注記)
- 使い方の手順(ステップバイステップ)
- 注意事項・よくあるエラー
■ 制約:
- 読者のレベルに合わせた用語を使う
- コード例を含む場合はコメント付き
- 1セクション300字以内
なぜこの書き方が効くのか。
「読者」を明示している点が重要です。同じAPIドキュメントでも、新人向けと他チーム向けでは前提知識が違うので、説明の粒度が変わります。AIは読者設定があると、専門用語の使い方や説明の深さを自動的に調整してくれます。「図解推奨と注記」という指示も実用的で、テキストだけでは伝わりにくい箇所をAIに特定させることで、あとから図を追加する作業が効率化します。
## クリエイター向けテンプレート
デザイナー、ライター、動画クリエイターなど、クリエイティブ職の人は「AIにクリエイティブを任せる」というより「壁打ち相手として使う」のが効果的です。
### テンプレート11:デザインブリーフの整理
あなたはクリエイティブディレクターです。 以下のデザイン依頼内容をブリーフとして整理してください。
■ クライアントからの依頼内容(雑でOK): {ここにヒアリング内容やチャットのやり取りを貼り付け}
■ 出力形式:
- プロジェクト概要(2〜3行)
- 目的・ゴール
- ターゲットユーザー
- 必須の掲載要素
- デザインのトーン&マナー(具体的なキーワード3〜5個)
- 参考にすべき方向性と避けるべき方向性
- 納品形式・サイズ
- 不明点・クライアントに確認すべきこと
■ 制約:
- クライアントの発言から推測できる意図も含める
- 矛盾する要望があれば指摘する
- 不足情報は「要確認」と明記
なぜこの書き方が効くのか。
クリエイティブ業務で最も時間を使うのは、実は制作そのものではなく、依頼内容の整理です。クライアントは要望を断片的に伝えることが多いので、それを構造化するのがこのテンプレートの役割です。「矛盾する要望があれば指摘する」は実用的な一文で、「シンプルにしたいけど情報は全部入れたい」のような矛盾をAIが検知してくれます。これを制作前に解消できると、やり直しが大きく減ります。
### テンプレート12:記事・コピーのアイデア出し
あなたは{業界名}に詳しいコンテンツストラテジストです。 以下の条件で記事のアイデアを出してください。
■ メディア:{メディアの概要・読者層} ■ テーマの方向性:{大まかなテーマ} ■ 目的:{SEO流入 / SNSシェア / リード獲得 / ブランディング} ■ 制約:
- アイデアは10本
- 各アイデアに「タイトル案」「切り口の説明(1文)」「想定読者の検索意図」を添える
- 方向性を5パターン以上に散らすこと(ハウツー、事例紹介、比較、ニュース解説、インタビュー等)
- 既存の一般的な内容の焼き直しではなく、独自の切り口を意識する
なぜこの書き方が効くのか。
「方向性を5パターン以上に散らす」が要です。アイデア出しでAIに頼むと、同じ切り口のバリエーションが並びがちです。記事タイプ(ハウツー、事例紹介、比較など)を具体的に例示することで、AIは意識的に切り口を変えてくれます。「検索意図」を添えさせているのは、SEO観点での妥当性をその場で確認するため。タイトルは良くても検索ニーズがなければ意味がないので、企画段階でこのチェックを入れておくと、あとの工程が無駄になりません。
## テンプレートを「自分のもの」にするコツ
ここまで12個のテンプレートを紹介しましたが、大事なのはこれをそのまま使い続けることではなく、自分の業務に合わせてカスタマイズしていくことです。
実務でやっている育て方を共有すると、テンプレートの育成には3つのステップがあります。
ステップ1は、まずはコピペで使うこと。この記事のテンプレートを、中括弧の部分だけ書き換えて送ってみる。それだけで「けっこう使えるな」という出力が返ってくるはずです。
ステップ2は、出力を見て修正すること。「ここはもっと詳しくほしい」「この項目はいらない」「トーンが硬すぎる」。そういった気づきをテンプレートに反映していきます。制約を1行足す、出力形式を入れ替える、役割設定を自分の業界に寄せる。こうした微調整の積み重ねで、テンプレートが自分の仕事にフィットしていきます。
ステップ3は、Notionやメモアプリにストックすること。調整済みのテンプレートを保存しておけば、次から同じ品質の出力を一瞬で得られます。月次で繰り返す業務(レポート作成、SNS投稿、議事録整理など)は特に効果が大きい。データを差し替えるだけで済むので、毎回プロンプトを考える時間がなくなります。
この「コピペ→修正→ストック」のサイクルを2〜3回転すると、自分専用のテンプレート集ができあがります。これが冒頭で話した「AIを使いこなしている人が持っている引き出し」の正体です。
## テンプレートの限界と、その先にあるもの
正直に書いておくと、テンプレートには限界があります。
1つは、業務の文脈が深くなると、テンプレートだけでは対応しきれないケースが出てくること。たとえばクライアントとの長い付き合いの中で蓄積された文脈や、社内の暗黙的な判断基準は、テンプレートの中括弧には収まりません。そういう場合は、テンプレートをベースにしつつ、補足情報を追記する柔軟さが必要です。
もう1つは、テンプレートを1人で改良し続けるのは効率が悪いということ。複数のクライアントの業務で使っていれば比較的早く改善できますが、1つの業務だけだとバリエーションが貯まるのに時間がかかります。
実際に成果が出ている人たちを見ていると、他の人のテンプレートを参考にして自分のものを改良する、という循環がうまく回っています。営業の人がマーケターのテンプレートの「ターゲット設定の粒度」に気づいて自分のメールテンプレートに取り入れたり、経理の人がエンジニアのテンプレートの「出力形式の指定方法」を参考にして報告書テンプレートを改善したり。職種を超えた横展開でテンプレートの質が一気に上がる場面を、何度も見てきました。
弊社が運営に関わっているAI活用コミュニティ「RIALA(リアラ)」は、まさにそうした場です。業種も職種もバラバラなメンバーが、自分の実務で使っているプロンプトやテンプレートを共有し合っています。「経費精算の説明文、このテンプレート使ったら上司の差し戻しがゼロになった」「採用メールのテンプレ、応募者の業種に合わせてこう変えたらレスポンス率が上がった」。こうした実務の知見が日常的にやり取りされています。
テンプレートを1人で黙々と磨くよりも、他の人の事例を見て、試して、フィードバックをもらうサイクルのほうが上達は速い。これは実務を通じて感じていることです。
この記事のテンプレートを使ってみて「もっと自分の仕事に合わせたい」と思った方は、覗いてみてください。
[RIALAをのぞいてみる →](https://riala.jp/)