LP制作の費用は、テンプレート型なら5〜15万円、オリジナルデザイン型なら20〜50万円、戦略設計まで含めると50〜150万円が目安です。金額だけでなく、構成設計・デザイン・実装・計測のどこまでを含むかをそろえて見積もりを比較することが大切です。
この記事では、制作タイプと依頼先による費用差、広告費も含めた判断方法、依頼前の確認項目を解説します。
先に費用相場を確認する
| 制作タイプ | 費用の目安 | 制作期間 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| テンプレート型 | 5〜15万円 | 1〜2週間 | イベント告知、まずCVが取れるかの検証段階 |
| オリジナルデザイン型 | 20〜50万円 | 3〜6週間 | 広告を継続的に回す前提のリード獲得LP |
| 戦略設計込み型 | 50〜150万円 | 1〜3ヶ月 | 広告を継続して運用し、CVRが事業KPIに直結する場合 |
この価格帯と制作期間は、2026年9月28日に確認した複数の制作事業者の公開料金・料金ガイドを、対応範囲で整理した比較用の目安です。公的統計や一律の市場標準ではありません。撮影、原稿作成、システム連携、広告運用、公開後の改善支援を含むかで見積もりは変わるため、比較時は総額だけで判断しません。
費用判断の概算例
費用の妥当性を考える際は、広告費、クリック数、CVRが分かるとCPAを概算できます。ここでは、広告費を月50万円、クリック数を月2,500件とした場合を例にします。
改善前のCVRを0.3%、改善後のCVRを1.1%と仮定すると、CV数とCPAは次のように変わります。実際には、流入元、広告クリエイティブ、季節性、計測条件も同時に確認します。
LPの構成、コピー、フォーム、スマホ上のCTAを見直す費用を42万円と仮定しても、CPAの変化だけで何か月で回収できるかは判断できません。
同じ広告費50万円、月間クリック数約2,500件という前提なら、CVR 0.3%ではCVは約7〜8件、1.1%では約27〜28件になります。CPAは概算で約6.7万円から約1.8万円です。
回収月数を算定するには、CVから商談・受注に進む割合、1受注あたりの粗利、追加の広告費や運用費が必要です。制作費を判断する際は、次の式で実績値を置いて確認します。
CV1件あたりの期待粗利 = 商談化率 × 受注率 × 1受注あたりの粗利
月次の追加粗利 = (改善後CV数 − 改善前CV数)× CV1件あたりの期待粗利 − 追加費用
回収月数 = 制作費 ÷ 月次の追加粗利
数字が揃うまでは、CPAの変化を事実として記録し、改修が唯一の要因だったことや回収月数を断定しません。
依頼先によっても、構成設計、デザイン、実装、広告運用、公開後の改善支援のどこまでを含むかが異なります。価格帯だけで依頼先を決めず、以下の対応範囲をそろえて見積もりを比較します。
LP制作の費用を決める3つの変数
費用相場に入る前に、LP制作の見積もりがどう構成されているかを理解しておくと話が早いです。
LPの費用を左右する変数は、大きく3つあります。
1つ目は、構成設計の深さです。ワイヤーフレーム(ページの骨組み)を誰がどこまで考えるか。テンプレートに当てはめるだけなのか、ターゲットの心理導線を設計した上で構成を組むのか。ここが費用差の一番大きな要因です。
2つ目は、デザインの作り込みです。既存テンプレートの色やフォントを調整するレベルなのか、ゼロからオリジナルのビジュアルを起こすのか。写真撮影やイラスト制作が入るとさらに上がります。
3つ目は、実装の対応範囲です。静的なHTMLだけか、フォーム組み込みまでやるか、ABテストを回す前提の設計か、CMS連携やアクセス解析の計測タグ設置まで含むか。
この3つの掛け合わせで費用が決まります。「LP制作の相場はいくら」という問いに「ケースバイケースです」としか答えられない理由がこれです。ただ、パターン分けはできるので、次のセクションで整理します。
※依頼前に構成を自社で固めておくと、見積もりの精度が上がります。ブロックの並び順はLPの構成テンプレートにまとめています。
制作タイプ別の費用相場
LP制作を大きく3つのタイプに分類して、それぞれの費用感・制作期間・向いている用途をまとめます。
タイプ1:テンプレート型(5〜15万円)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 5〜15万円 |
| 制作期間 | 1〜2週間 |
| 構成設計 | なし、またはヒアリングベースの簡易構成 |
| デザイン | テンプレートのカスタマイズ |
| レスポンシブ対応 | テンプレート依存(対応済みの場合が多い) |
| フォーム | 外部サービス埋め込み(Googleフォーム等) |
STUDIOやペライチなどのノーコードツール、あるいはWordPressのテンプレートをベースに作るパターンです。デザインの自由度は低いですが、スピードとコストに優れています。
向いている場面としては、イベントの告知ページ、テスト段階で「まずCVが取れるか検証したい」ケース、予算が限られたスタートアップの初期LPなどが挙げられます。
注意点として、構成設計が含まれていないため、「何をどの順番で伝えるか」は発注側が考える必要があります。「とりあえず情報を入れた1枚ページ」になると、読者が判断に必要な情報へたどり着けない可能性があります。冒頭の事例でも、構成だけでなく、訴求、流入の質、広告クリエイティブ、フォームなどを合わせて確認する必要があります。
タイプ2:オリジナルデザイン型(20〜50万円)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 20〜50万円 |
| 制作期間 | 3〜6週間 |
| 構成設計 | ワイヤーフレーム制作あり |
| デザイン | オリジナルのUIデザイン |
| レスポンシブ対応 | スマホ・タブレット個別最適化 |
| フォーム | カスタムフォーム組み込み |
ワイヤーフレームから起こして、オリジナルのデザインを制作するパターン。中小企業のリード獲得LP、採用LP、商品紹介LPで最も多い価格帯です。
向いている場面としては、広告を継続的に回す前提のLP、コーポレートサイトのトーンに合わせたい場合、競合との差別化が必要な場合などが挙げられます。
このタイプで確認すべきことは3つあります。構成設計がヒアリングに基づいているか(テンプレートの配置を入れ替えただけの「なんちゃってオリジナル」もあります)。デザイン修正の回数制限。コーディングがセマンティックに組まれているか(後からのSEO対応やABテストのしやすさに影響します)。
タイプ3:戦略設計込み型(50〜150万円)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 50〜150万円 |
| 制作期間 | 1〜3ヶ月 |
| 構成設計 | 競合調査・ペルソナ設計・心理導線設計を含む |
| デザイン | オリジナル+ブランドガイドライン準拠 |
| レスポンシブ対応 | デバイス別の最適化設計 |
| フォーム | EFO(エントリーフォーム最適化)込みの設計 |
| その他 | ABテスト設計、GA計測設計、広告連携 |
「LPを作る」前に「誰に・何を・どう伝えるか」の戦略から設計するパターンです。競合のLPを分析し、ターゲットのペルソナを明確にし、ファーストビューで何を言うべきかをデータに基づいて決める。公開後のABテスト計画まで制作段階で組み込みます。
向いている場面としては、広告を継続して運用している場合、LPのCVRが事業KPIに直結する場合、既存のLPをリニューアルしてCPAを見直したい場合などが挙げられます。投資規模は、広告費だけでなく、改善余地、CVから受注までの実績値、必要な対応範囲を合わせて判断します。
冒頭の概算例で42万円と置いたLPは、このタイプに近い内容です。CPAの概算が下がっても、投資回収を判断するには商談化率、受注率、粗利、追加費用の確認が必要です。制作費だけでは、費用対効果を判断できません。
安いLPと高いLPで「何が違うのか」
費用の差が具体的にどこから来ているのか、もう少し踏み込みます。
構成設計の有無
費用差が生まれやすい要因の一つです。予算を抑えたLPでは、支給原稿をテンプレートに当てはめる対応が中心になることがあります。戦略設計を含むLPでは、ターゲットが最初に知りたいこと、情報を出す順番、CTAまでの導線を設計します。
構成設計は、読者が判断に必要な情報と行動の順番を決める工程です。ただし、CVRは流入の質、広告クリエイティブ、オファー、フォーム、表示速度など複数の影響を受けます。構成設計だけを成果の原因とは断定せず、どの仮説を検証するのか、公開後に何を測るのかを見積もり時に確認しましょう。実際にどのUI要素を検証対象にするかはLPのCVRを上げるUI改善で具体例を挙げて解説しています。
レスポンシブ対応の質
「スマホ対応しています」と言っても、PCのレイアウトを単に縮小しただけのものと、スマホ専用のUI設計を行っているものでは体験が全然違います。
端末比率は業種や流入元で変わるため、一般統計だけで判断せず、対象サイトのGA4で端末別の流入とCVを確認します。特に広告からの流入があるLPでは、PC上のエミュレーターだけで済ませず、実機でも主要な導線とフォームの入力を確認することが必要です。
フォーム設計
問い合わせフォームは、LPのCVRを左右する最重要パーツです。ここの設計が雑だと、せっかくCTAボタンを押してくれたユーザーがフォームで離脱してしまいます。
安いLPではGoogleフォームの埋め込みや、別ページへの遷移で済ませることが多いです。高いLPではLP内にフォームを一体化し、入力項目数を最小限にし、リアルタイムバリデーション(入力エラーの即時表示)やステップフォーム(入力を段階的に分ける)を実装します。
フォームの改善効果は、項目数だけでは決まりません。入力する情報の必要性、エラー表示、プライバシー説明、遷移の有無などを合わせて確認し、変更前後を同じ条件で比較します。見積もりに「フォーム設計」がどこまで含まれるか判断しづらいときは、EFO(入力フォーム最適化)で挙げているチェック項目を持って打ち合わせに臨むと、対応範囲の違いが具体的に見えてきます。
ABテスト対応
ABテストを回す前提で作られたLPは、テストツールとの連携がしやすい構造、計測タグの事前埋め込み、パターン差し替えがしやすいモジュール設計になっています。最初からテスト前提で作っておかないと、後から「ABテストをやりたい」となったときに改修費が別途かかります。どんなテストを回すことになるかを先に知っておきたい場合は、A/Bテストとはを読んでから要件を伝えると話が早く進みます。
フリーランスに頼むか、制作会社に頼むか
LP制作の依頼先として、大きく「フリーランス」「制作会社」「マーケティング会社」の3択があります。
フリーランス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用感 | 5〜40万円 |
| メリット | コストが抑えられる、コミュニケーションが直接的、小回りが利く |
| デメリット | 対応範囲が個人のスキルに依存、稼働が安定しない場合がある、戦略設計まで含むケースは少ない |
デザイナーに頼めばデザインは良いがコピーライティングは自分で用意する必要がある、コーダーに頼めば実装は問題ないがデザインは別で発注する必要がある、というように、工程ごとに分業になりがちです。ディレクションを自分でやれる発注者であれば、コストを抑えつつ品質を保てます。
ただし、LPの構成設計からコピーライティング、デザイン、実装、計測設計まで一人で全部できるフリーランスはかなり稀です。見つけたとしても、そういう人の単価はフリーランスの相場より高くなります。
制作会社
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用感 | 20〜100万円 |
| メリット | チーム体制で対応可能、品質管理のプロセスがある、保守対応もしやすい |
| デメリット | フリーランスより費用が高い、担当者によって当たり外れがある |
ディレクター・デザイナー・コーダーのチームで対応するため、工程間の連携がスムーズです。大手の制作会社であれば実績も豊富です。
注意すべきは、「制作会社」と名乗っていても、実態はフリーランスへの外注で回している会社も少なくないことです。提案時に「実際に制作するのは社内のチームか、外部パートナーか」を聞いてみてください。外注自体が悪いわけではないですが、コミュニケーションの階層が増えるほど伝言ゲームになりやすいです。
マーケティング会社(50〜150万円)
広告運用とLP制作をセットで依頼できるのが最大のメリットです。広告のターゲティングとLPのメッセージを一貫させることでCVRを高められます。ただし、あくまで広告運用の一環としての制作なので、ブランドの一貫性やデザインの自由度を求めるなら制作会社のほうが向いています。
依頼前のチェックリスト
LP制作を依頼する前に、以下を社内で整理しておくと、見積もりの精度が上がり、認識のズレによる手戻りを減らせます。
整理しておきたい7項目
| # | チェック項目 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | LPの目的 | 問い合わせ獲得、資料請求、セミナー申し込み、購入。CVの定義を明確に |
| 2 | ターゲット | BtoB/BtoC、業種、役職、年齢層、課題感。解像度が高いほど構成設計の質が上がる |
| 3 | 流入経路 | Google広告、SNS広告、メルマガ、オーガニック検索。流入元によってファーストビューの訴求が変わる |
| 4 | 競合のLP | 3〜5社のLPのURLを用意しておく。「うちはここと差別化したい」が伝われば提案が具体的になる |
| 5 | 原稿・素材の有無 | テキスト原稿、商品写真、ロゴデータ、導入事例。自社で用意するか制作側に依頼するかで費用が変わる |
| 6 | 予算と期限 | 予算レンジと公開希望日を正直に伝える。「予算は言いたくない」は逆に無駄な見積もりを増やす |
| 7 | 公開後の運用 | ABテストを回すか、広告と連携するか、定期的に改修するか。ここで制作の技術要件が変わる |
見積もりを比較するときのポイント
複数社に見積もりを依頼するのは良いことですが、「総額の安さ」だけで比較するのは避けたほうがいいです。構成設計がどこまで含まれるか、修正回数の上限、レスポンシブ対応は別途か、込みか、納品物の範囲(Figmaデータは渡されるか)、公開後の無料サポート期間、GAやコンバージョンタグの設置は含まれるか。これらを横並びで確認してください。
依頼先そのものの見極め方についてはWeb制作会社の選び方で、提案内容のどこを見れば実力がわかるかを整理しています。公開後の改善までセットで任せたい場合はCVR改善コンサルの選び方も判断材料になります。
同じ広告費でCVRが異なる場合の試算
仮の条件で試算します。月間広告費30万円、クリック単価200円ならクリック数は1,500です。CVR 0.5%なら月間CVは7.5件、CPAは4万円です。CVR 1.5%なら月間CVは22.5件、CPAは約1.3万円です。実際の件数は端数にならないため、レポートでは実測件数と計算式を併記します。
この仮定ではCVは月15件増えます。仮にCVから商談に進む割合が20%なら、追加の商談は月3件です。売上を試算するには、さらに商談から受注に進む割合と平均受注単価が必要です。制作費の回収は、実際の商談化率、受注率、粗利、追加費用を確認して判断します。
これは単純化した試算です。LP制作費は、広告費と受注後の粗利まで含めて判断します。クリック率は悪くないのにCVRだけ低い場合でも、LPの構成だけでなく、流入キーワード、オファー、フォーム、計測設定を切り分けて確認します。
この「いくらかけて、いくら返ってくるか」の計算方法をもう少し細かく詰めたい方は、CVR改善の費用とROIの考え方で回収期間の試算手順をまとめています。
見積書の内訳はどこを見ればいいのか
見積もりを受け取ったとき、総額より先に見てほしいのが内訳の行です。同じ40万円でも、どの工程に何割が乗っているかで中身はまったく違います。
LPの見積書は、おおむね次の行で構成されます。
| 内訳の項目 | 中身 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| ディレクション費 | 進行管理、ヒアリング、打ち合わせ | 打ち合わせの回数と、誰が窓口になるか |
| 構成・ワイヤーフレーム | 情報の順番、各ブロックの役割の設計 | 競合調査やターゲット整理が含まれるか |
| コピーライティング | 見出し・本文・CTA文言の作成 | 原稿は発注側持ちか、制作側が書くか |
| デザイン | PC・スマホのビジュアル制作 | スマホ版を個別にデザインするか、PC版の縮小か |
| コーディング | HTML/CSSの実装、レスポンシブ対応 | 対応ブラウザと、実機での確認の有無 |
| フォーム実装 | 入力フォーム、自動返信メール | 項目数の上限、確認画面の有無、送信先の設定 |
| 計測設定 | GAやGTM、広告のコンバージョンタグ設置 | CVの計測が公開日から動くか |
| 素材費 | 写真撮影、イラスト、有料素材の購入 | ライセンスの範囲(広告バナーに転用できるか) |
気をつけたいのは、行そのものが無い見積もりです。「構成」と「コピー」の行が無ければ、その部分は発注側が用意する前提になっています。「計測設定」の行が無ければ、公開してもCVが計測されないまま広告を回し始めることになりかねません。
もう一つ、「一式」でまとめられた見積もりは、工程を分けて出し直してもらうことをおすすめします。一式のままだと、あとで「構成の修正は範囲外です」と言われたときに、どこまでが契約内だったのか判断できなくなるためです。
制作費以外にかかる費用
LPは公開した時点で終わりではありません。制作の見積もりには載らないものの、公開後に発生しやすい費用があります。予算を組むときは、次の項目も最初から枠を取っておくと安心です。
| 費用の種類 | 発生するタイミング | 補足 |
|---|---|---|
| ドメイン・サーバー | 公開時と、その後の更新ごと | 既存サイトの配下に置くか、LP専用に取得するかで変わる |
| SSL証明書 | 公開時と更新ごと | 無料証明書で済むサーバーも多い |
| 保守・更新 | 月額、または修正のたび | 文言や価格の差し替えを誰が行うか決めておく |
| 改修・ABテスト | 公開から1〜3ヶ月後 | テストツールの利用料と、パターン制作の費用が別にかかる |
| 広告クリエイティブ | 広告出稿の前 | LPの訴求とバナーの訴求を揃える制作が必要になる |
とくに見落とされやすいのが改修費です。公開後のデータを見て、はじめて改善点が見える場合があります。初回公開の費用だけでなく、公開後に検証・修正できる余地を予算とスケジュールに残すかを、見積もり段階で確認しましょう。
テストツール側の費用感はA/Bテストツールの比較で、公開後の更新や保守の考え方はWebサイトの保守運用で整理しています。表示速度がCVRを落としている場合の対処はサイトスピード改善が参考になります。
LP制作で失敗するパターン
ここまで費用相場と選び方を書いてきましたが、依頼時に避けたい失敗例も確認しておきます。
1つ目は、社内コンセンサスを取らずに発注するパターンです。マーケ担当者が主導でLP制作を依頼したものの、完成間際に役員から「うちのブランドイメージと違う」とやり直しになるケース。発注前に、社内の意思決定者にデザインの方向性を合意しておくだけで防げます。
2つ目は、原稿の準備が遅れてスケジュールが崩れるパターンです。導入事例の取材が間に合わない、商品説明のテキストが確定しないと、デザインや実装に着手できません。原稿、写真、ロゴなどの提供時期を発注前に決めておくことが大切です。
3つ目は、「とりあえず」で安いLPを作り、改修を重ねるパターンです。例えば、初回10万円、修正5万円、デザイン変更15万円、リニューアル40万円と追加費用が積み上がる可能性があります。初回にどこまで設計するかと、公開後に何を検証するかを分けて見積もると、後から必要な費用を比較しやすくなります。
よくある質問
予算が10万円前後しかない場合、どう頼むのがいいですか?
テンプレート型で依頼しつつ、構成だけは発注側で固めてから渡す方法が現実的です。誰に向けたLPか、ファーストビューで何を言うか、どの順番で情報を出すかを1枚にまとめておけば、要件の認識をそろえやすくなります。構成の型はLPの構成テンプレートを参考にしてください。
デザインの修正は何回まで含まれるのが一般的ですか?
制作会社ごとに異なります。修正回数の上限を契約で決め、超えた分を追加費用とする形が多いため、上限が何回かは見積もりの段階で確認しておくと安心です。回数そのものより「どの段階での修正か」が重要で、ワイヤーフレームの段階での修正は安く済み、コーディング後の構成変更は大きな追加費用になります。構成の合意はデザインに入る前に取っておくのが望ましいです。
ノーコードツールで自作するのと、外注するのはどちらがいいですか?
まずCVが取れるかを検証したい段階なら、STUDIOやペライチなどで自作して広告を少額で試す方法も選択肢になります。一方で、広告費が毎月一定額以上かかっている、またはCVRが事業の数字に直結している場合は、構成設計まで含めた外注を比較対象に入れます。費用が高いほど早く回収できるわけではないため、制作費、広告費、商談化率、粗利を同じ表に置いて判断します。
公開後、文言の修正は自社でできますか?
作り方によります。CMSやノーコードツールで構築したLPなら、テキストの差し替え程度は自社で行えることがほとんどです。HTMLで個別に実装したLPは、修正のたびに制作側へ依頼する形になりやすいため、依頼時に「公開後に自社で触りたい範囲」を伝えておくと、それに合った作り方を提案してもらえます。
制作期間を短くするには何をすればいいですか?
原稿と素材を先に揃えると、スケジュールの遅れを減らしやすくなります。導入事例やお客様の声、商品写真、ロゴデータを発注の時点で渡せる状態にしておくと、制作側が必要な確認を早めに進められます。
TEALAが考えるLP制作
TEALAでは、制作と公開後の改善を切り離さずに考えます。LPを作る段階で、公開後にどの指標を計測し、どの仮説を検証するかを整理します。
制作、広告、改善の担当が分かれる場合は、誰が何を計測し、次の修正をどう判断するかを決めておくことが重要です。LP制作からCVR改善までの対応範囲は、課題と運用体制を確認した上で整理します。
制作費と公開後の改善支援の範囲は、必要な工程と運用体制に応じて個別に見積もります。
「今のLPの何が問題なのかわからない」「これから広告を始めるにあたってLPを作りたい」という段階でも構いません。現状のLPを見た上で、どのタイプの制作が向いているか、率直にお伝えします。
参考文献
- 合同会社SAi「LP制作の費用相場|目的別の料金と依頼先の選び方」 https://corp.sai-labs.co.jp/blog/lp-production-cost-guide/
- 株式会社ファーストネットジャパン「大阪のLP制作会社|費用相場・対応範囲・AI接客対応」 https://gelatocms.com/blog/lp_homepage_company/
- 合同会社Nexum「LP制作の費用相場|10万円と100万円は何が違うのか」 https://nexum.co.jp/vlog/lp-production-cost/